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「獰猛」の意味・読み方・使い方を解説!

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    ■ 「獰猛」 【読み方】 どうもう 【意味】 激しく荒々しく、非常におそろしいさま。獰猛な動物は手加減なく攻撃的である。 【使い方】 ・獰猛なライオンが獲物を狙っている。 ・嵐のように獰猛な風が海を荒らした。 【豆知識】 「獰」は「猛」と組み合わさることで、より強い荒々しさを表します。動物の激しい本能を表す言葉としてよく使われます。 ▼ 明日の漢字

「虞」の意味・読み方・使い方を解説!

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     ■ 「虞」 【読み方】 ぐ 【意味】 心配や不安の気持ち、または予想すること。注意を怠らないさまも表す。 【使い方】 ・彼の言動に虞があるので、慎重に対応しよう。 ・未来の問題を虞って準備を進める。 【豆知識】 「虞」は古代中国の地名や人名に由来し、不安や用心の意味で使われることが多いです。 ▼ 明日の漢字

「罷免」の意味・読み方・使い方を解説!

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    ■ 「罷免」 【読み方】 ひめん 【意味】 職務や役職から正式に解任すること。公職や地位を取り消す意味で使われる。 【使い方】 ・不祥事が発覚し、部長は罷免された。 ・市議会は市長の罷免を議決した。 【豆知識】 「罷」は「やめる」、「免」は「許す」という意味があり、合わせて「職を辞めさせる」という意味になる。 ▼ 明日の漢字

「綽綽」の意味・読み方・使い方を解説!

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  ■ 「綽綽」 【読み方】 しゃくしゃく 【意味】 ゆったりと余裕があるさま。または、物事が順調に進むさま。 【使い方】 ・彼は綽綽とした態度で面接に臨んだ。 ・仕事が綽綽と進み、予定より早く終わった。 【豆知識】 「綽綽」はゆったりとした様子を表す言葉で、心にゆとりがある状態を指すことが多いです。 ▼ 明日の漢字

「矍鑠」の意味・読み方・使い方を解説!

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     ■ 「矍鑠」 【読み方】 かくしゃく 【意味】 高齢でも元気でしっかりしている様子を表します。主に年配者の健やかで活力ある状態を指します。 【使い方】 ・祖父は90歳を過ぎても矍鑠としていて、毎日散歩を欠かさない。 ・矍鑠とした態度で仕事に取り組む姿は、若者たちの良い手本だ。 【豆知識】 「矍鑠」は漢字が難しいため、日常ではひらがなや「かくしゃく」と読むことが多いです。秋の長寿を祝う場面などで使われることもあります。 ▼ 明日の漢字

「蹂躙」の意味・読み方・使い方を解説!

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    ■ 「蹂躙」 【読み方】 じゅうりん 【意味】 他人の権利や領土などを力づくで踏みにじること。暴力的に押しつぶすように侵害すること。 【使い方】 ・敵軍は国境を越えて村を蹂躙した。 ・言論の自由が蹂躙される事態は許されない。 【豆知識】 「蹂」は「踏みつける」、「躙」は「押し入る」という意味を持ち、元々は戦乱で土地が踏みにじられる様子から使われるようになった言葉です。 ▼ 明日の漢字

「蹉跌」の意味・読み方・使い方を解説!

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  ■ 「蹉跌」 【読み方】 さてつ 【意味】 つまずくこと。特に、計画や人生などが思い通りに進まず、失敗や挫折に見舞われることを指します。 【使い方】 ・彼は若い頃の蹉跌を乗り越えて、今の地位を築いた。 ・事業の蹉跌により、一時はすべてを失いかけた。 【豆知識】 「蹉」は足を滑らせること、「跌」は転ぶことを意味し、いずれも“つまずく”という動作に由来しています。古典文学や新聞記事などでよく使われる、やや格式ばった表現です。 ▼ 明日の漢字

「頽廃」の意味・読み方・使い方を解説!

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     ■ 「頽廃」 【読み方】 たいはい 【意味】 精神や文化、道徳などがくずれて乱れてしまうこと。活力や規律が失われ、堕落した状態を表します。 【使い方】 ・彼の作品には、都会の頽廃した雰囲気が色濃く表れている。 ・戦後の混乱期には、社会全体に頽廃の空気が漂っていた。 【豆知識】 「頽」は「くずれる」「落ちる」という意味を持ち、「廃」は「すたれる」「すてる」を意味します。二文字が合わさることで、全体的な衰退や乱れを表す熟語になります。 ▼ 明日の漢字

「究竟」の意味・読み方・使い方を解説!

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    ■ 「究竟」 【読み方】 きゅうきょう 【意味】 物事を突き詰めて考え、最終的なところまで極めること。または、最終的な結論や本質を指します。 【使い方】 ・彼は芸術の究竟を求めて、一生を捧げた。 ・この問いの究竟を知るには、多くの知識と経験が必要だ。 【豆知識】 仏教では「究竟涅槃(くきょうねはん)」という言葉があり、煩悩を断ち切った最高の悟りの境地を意味します。 ▼ 明日の漢字

「混淆」の意味・読み方・使い方を解説!

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■ 「混淆」 【読み方】 こんこう 【意味】 異なるものが入りまじって、区別がつかなくなることを指します。主に概念や文化など抽象的なものが混ざる場合に使われます。 【使い方】 ・伝統と現代の価値観が混淆して、新しい文化が生まれた。 ・事実と意見が混淆していて、議論がかみ合わない。 【豆知識】 「混」は「まじる」、「淆」は「まぎれる」の意味を持ち、古典中国語からの語彙です。哲学や歴史の分野で使われることが多い言葉です。 ▼ 明日の漢字

「陥落」の意味・読み方・使い方を解説!

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   ■ 「陥落」 【読み方】 かんらく 【意味】 敵の攻撃によって要塞や都市などが落ちること。転じて、抵抗していたものが屈服・敗北すること。 【使い方】 ・ついに首都が陥落し、戦争は終結に向かった。 ・彼女の説得に心が陥落してしまった。 【豆知識】 「陥」は「おちいる」、「落」は「おちる」という意味を持ち、両方とも「落ちる」性質を表す漢字です。戦国時代の城攻めでは「〇〇城、陥落す」という表現がよく使われました。 ▼ 明日の漢字

「隠棲」の意味・読み方・使い方を解説!

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  ■ 「隠棲」 【読み方】 いんせい 【意味】 世間との関わりを断ち、ひっそりと人里離れた場所で暮らすこと。特に俗世を離れて静かに暮らすことを指します。 【使い方】 ・名声を得た後、彼は山中に隠棲した。 ・都会の喧騒を離れ、静かな村で隠棲生活を始めた。 【豆知識】 古来より文人や僧侶が「隠棲」することは、美徳とされてきました。特に中国の詩人・陶淵明のように、隠棲生活を好んだ人物が多くいます。 ▼ 明日の漢字

「籠絡」の意味・読み方・使い方を解説!

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■ 「籠絡」 【読み方】 ろうらく 【意味】 言葉巧みに相手を誘導して、自分の思い通りに操ること。主に人の心をとらえて手なずける様子を指します。 【使い方】 ・政治家は巧みな話術で有力者を籠絡した。 ・その企業は、利益のために若者の心を籠絡する広告戦略を展開している。 【豆知識】 「籠」も「絡」も、何かを包んだりからめ取ったりする意味を持ち、元々は中国の戦略書などで使われた語とされます。 ▼ 明日の漢字

「靉靆」の意味・読み方・使い方を解説!

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    ■ 「靉靆」 【読み方】 あいたい 【意味】 雲や霧がたなびくさま、またはゆったりと漂うような雰囲気や気配を表します。詩的で幻想的な情景を描写する際に用いられます。 【使い方】 ・山の彼方に靉靆たる雲が広がっていた。 ・彼女の言葉には靉靆とした余韻が残った。 【豆知識】 「靉」も「靆」も、もともとは雲のたなびきを表す漢字で、中国古典詩にも登場します。特に夏から秋にかけての風景描写によく用いられます。 ▼ 明日の漢字

「牛蒡」の意味・読み方・使い方を解説!

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■ 「牛蒡」 【読み方】 ごぼう 【意味】 根が長く伸びる野菜で、食用にされる。独特の風味があり、和食でよく使われる。 【使い方】 ・ごぼうはきんぴらにすると香ばしくて美味しい。 ・冬になると、ごぼうを使った味噌汁が体を温めてくれる。 【豆知識】 ごぼうは秋から冬にかけて旬を迎え、古くから薬用や食用として親しまれてきました。 ▼ 明日の漢字

「翠」の意味・読み方・使い方を解説!

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■ 「翠」 【読み方】 みどり 【意味】 鮮やかな緑色を指す漢字で、特に美しく澄んだ緑を表します。また、カワセミのような鳥の羽の色にも使われます。 【使い方】 ・彼女は翠のドレスを身にまとい、森の中に溶け込んでいた。 ・山々が春の雨に濡れ、翠がいっそう深くなっていた。 【豆知識】 「翠」は元々、カワセミという鳥を意味する漢字で、その美しい羽の緑から色名として使われるようになりました。日本では、梅雨の時期や新緑の季節によく用いられる表現です。 ▼ 明日の漢字

「瑠璃」の意味・読み方・使い方を解説!

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  ■ 「瑠璃」 【読み方】 るり 【意味】 美しい青色をした宝石のこと。また、その深い青色自体も指します。 【使い方】 ・瑠璃色の空が夕焼けに染まっていく。 ・彼女は瑠璃のように澄んだ瞳をしていた。 【豆知識】 「瑠璃」は古代インドで「ラピスラズリ」と呼ばれた宝石が語源で、日本では奈良時代から仏教の七宝の一つとして珍重されてきました。 ▼ 明日の漢字

「眩暈」の意味・読み方・使い方を解説!

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  ■ 「眩暈」 【読み方】 めまい 【意味】 目がくらんだようになって意識がはっきりしなくなる状態。立ちくらみやふらつきなどを指すことが多い。 【使い方】 ・急に立ち上がったら、眩暈がして倒れそうになった。 ・夏の炎天下で長時間歩いて、眩暈を感じた。 【豆知識】 「眩」は「まぶしい」、「暈」は「ぼんやり」「にじみ」を意味し、視界がぼやけるような感覚から「眩暈」という言葉ができました。 ▼ 明日の漢字

「翡翠」の意味・読み方・使い方を解説!

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    ■ 「翡翠」 【読み方】 ひすい 【意味】 美しい緑色をした宝石の一種で、古くから装飾品やお守りとして用いられてきました。また、同じ漢字で「カワセミ(鳥の名前)」も表します。 【使い方】 ・翡翠の指輪を祖母から受け継いだ。 ・川辺で翡翠が魚を狙っていた。 【豆知識】 「翡翠」は中国では不老長寿や富の象徴とされ、日本でも縁起物として親しまれています。カワセミの羽の鮮やかな色が翡翠に似ていることから、同じ漢字が当てられました。 ▼ 明日の漢字

「斑」の意味・読み方・使い方を解説!

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   ■ 「斑」 【読み方】 まだら 【意味】 一つの面に異なる色や模様が入り混じっている様子を表す漢字です。不規則な模様や、まだら模様のことを指します。 【使い方】 ・彼の顔には涙の跡が斑についていた。 ・この犬は白と黒の斑模様が特徴だ。 【豆知識】 「斑鳩(いかるが)」という地名は、この「斑」の字を含み、斑模様の鳩に由来すると言われています。奈良県の斑鳩町は聖徳太子ゆかりの地としても有名です。 ▼ 明日の漢字

「鴎」の意味・読み方・使い方を解説!

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  ■ 「鴎」 【読み方】 かもめ 【意味】 海辺や河口に生息する鳥で、白くて翼が長く、飛翔力に優れています。日本では海の象徴的な存在として知られています。 【使い方】 ・港に鴎の鳴き声が響いて、旅情を誘った。 ・鴎が波間をすべるように飛んでいた。 【豆知識】 「鴎」は春の季語として使われることがありますが、冬にも見られる鳥です。芥川龍之介の小説『舞踏会』や、文学作品の中でも象徴的に登場します。 ▼ 明日の漢字